蝉を待つ樹々の深みとなりしかな

25日月曜、相撲が終わり野球のない日、集中して山頭火の原稿5枚を仕上げ送付。

今日26日は春陽堂書店ウェブ連載「オカタケな日々」85と86を送付。前から少しずつ準備はしていても、まとめて書くのはやっぱり締め切り日になる。やっきになって書く。写真もメールで送る。ぶじ着地。

雨が上がった午後、図書館へ。一冊返し、溝口肇のベスト「Espace」を借りる。先日の「世界の快適音楽」で、溝口の曲がかかり、その甘美に驚いたからだ。本来はチェロ奏者。そうか「世界の車窓から」のテーマ曲も溝口か。ゴンチチは「みぞちゃん」と呼んでいた。よくステージでサポートしてもらったそうだ。いつかのライブで、三上が遅れ、「ええっ、ぼく(松村)とみぞちゃんだけでやるの!」ということがあったそうだ。仕方なく一曲を二人でやり、そのあと三上が駆けつける。

もっと早くから、そうだったのだろうが、今日、雨上がりにこの夏はじめてセミの声を聞く。「蝉を待つ樹々の深みとなりしかな」(永井龍男)。