あいかわらずパソコンの動き悪し。中旬の締めきりをこなしていく。八王子で39℃超えと聞いてたじろぐ。東京がいま日本でいちばん熱いのなり。
昨日は久々にメルカリの注文入り、あわてて準備してコンビニへ向かう。外出したのはこれだけ。あとは雑用と読書。おかげでたくさん本が読める。升本喜年『紫陽花や山田五十鈴という女優』は山田五十鈴の女優人生を追いながら、背景となる映画、演劇界の裏面史ともなる。山田五十鈴さんにインタビューしたのは1990年代後半かと思う。貴重な体験をさせてもらった。名染めの手ぬぐいをもらった。
池内紀『遊園地の木馬』は新聞連載のエッセイ。池内さん50代半ばだが、60を過ぎた今のぼくの心境に重なる言葉多し。あちこち付箋を貼る。鷲田清一『京都の平熱』は京都生まれで京都暮らしの人気哲学者によるコアな京都ガイド。京都はラーメンの町、という指摘など言われてみればその通り。「天下一」は私がいる京都時代にもずいぶん話題になったが、食していない。京都駅からほど近い「新福菜館」は、「週刊新潮」のグラビアの仕事で京都入りした時、編集者に連れられ行った。黒に見えるスープは衝撃。
私は「王将」や、ふつうの町中華で食べていた。ラーメンに対する過激な好尚は今もってない。
数回、ここで不調を訴えたら、先輩の作家からいたわりのメールをもらった。うれしかった。愚痴なんぞ書くもんじゃないぞと思う。