ツーピーと鳴く鳥いてシジュウカラ

昨夜、珍しく飲酒せず。ドライ。年に3日もない。飲まないと眠れないと思っているのは、間違いではないかと思う。止めるつもりはないが、ほどほどにとは考え始めている。うまいと思わず、飲んでいることもあるからだ。吉田健一は酒飲みだが、家では飲まなかった。本当かなあ。

朝、カッコウがしきりに鳴く。ツーピーと鳴く鳥もいて、調べるとシジュウカラならん。高原にいるみたいだ。東京クヮルテットでハイドンを聴く。司馬遼太郎燃えよ剣』を再読。土方は日野の在で、西多摩を歩き回っていた。江戸市中へも。また日野を散歩してみよう。

文庫の窓あけはなつ五月来て柏の若葉ひらきとめたり  岡麓

もう六月だが。「文庫」は「ふみくら」と読ませる。

休んでいた古本屋さんも、6月に入ってそろそろ営業再開。自転車で国分寺「七七舎」へ。レジの位置ほか、レイアウトが変わっていた。さっそくお客さんがぞろぞろ入ってくる。いい感じだ。坪内逍遥当世書生気質岩波文庫、コリン・デクスター『ウッドストック行最終バス』のハヤカワ文庫版、岡松和夫『無私の感触』講談社エンパイアステートビルの歴史を書いた洋書カタログを買う。われながら、変な組み合わせなり。アジサイが咲いていた。そろそろ梅雨の時期である。「大人の休日」倶楽部パスの夏季が中止になってしまい、ちょっと遠出するには、青春18まで待つことになる。行きたいところはたくさんあるんだ。ただ、電車に乗っているだけでもいい。