『愛についてのデッサン』3刷!

じとじとと雨に閉じ込められ、家でひっそりしている。ひっそりするのは得意だ。

あれを読んだり、これを読んだり。「サンデー」の短評で取り上げたアラン・コルバン『草のみずみあらためてじっくり読み込もうと思う。高嶋修一監修『西武線沿線の不思議と謎』がおもしろい。西武線は現在の住居になってから、がぜん身近になった路線で親しんでいる。黄色い車体も美しい。ぼくがイメージする「郊外電車」はこの線。なぜ西武新宿駅が、JRからあれだけ離れているのか。いずれ国鉄(当時)新宿駅の駅ビルに合流する予定だったのが……。へえ、そうなのか。

岡崎武志編『愛についてのデッサン 野呂邦暢作品集』ちくま文庫の3刷増刷が決まった。おどろき。出て、まだ一か月だが、何がそんなにみなさまのお気に召したのか。ううーむ、うれしさとともに戸惑いが。しかし、これでちくま文庫での仕事がやりやすくなった。次回の企画もすでにあり、ご期待ください。