山の上の家で3時間

6日晴天。早朝、目覚ましをかけ起床。支度して小田急線「生田」駅へ。編集者、カメラマン、一級建築士と待ち合わせ、「山の上の家」庄野潤三邸へ。某誌の取材。長男・龍也さんがつきっきりで、いろいろ話をしてくださる。新たな情報も。お昼ご飯もごちそうになった。『夕べの雲』にも出てくる「裏山」とは、そうかここかと龍也さんのガイドで知る。3時間ほど、ゆっくり庄野邸で過ごす。縁側に座って陽を浴びていると、別世界にいる気がする。書斎に身を置くと、用心していた鳥たちがばらばらと降るように庭へ降りてきて、餌をついばみ、水を飲む。まるで庄野文学の世界である。

前夜、遠足の前の日みたいに興奮(ひさしぶりに目覚ましで起きるための緊張)で寝付かれず、3時間ほどの睡眠だったので、午後睡魔に襲われ、一人、お先に失礼し、高円寺「愛好会」へ。ひと通路の両側の本棚が閉じてあり、いつもより本の量が少なめで二日目とあって、どうにか1冊のみ買う。帰宅して少し眠る。

「ヴェラ」も、いよいよシーズン9まで視聴。残りはシーズン10の4回分を残すのみ。よく見たなあ。すっかり楽しませてもらった。シーズン9の4「守るべきもの」は、港湾を仕切るギャングのような親子と殺人事件を捜査する。牢にいる汚職警官がからむが、その陰に亡くなったヴェラの父(刑事だった)の過去に突き当たる。果たして父も汚職をしていたのか、苦悩する娘のヴェラといういつもと違う展開。.イラストも描いたので、全話見たところで、まとめて「オカタケな日々」に書こうと思っている。