竜飛崎よ、どてっぱらをくりぬかれちゃったね。

3日、高円寺で「オカタケ散歩」忘年会を中華で。10名+担当の新潮社Mさん、ぼくで12名。ほぼそのまま2次会へ流れ、3次会は幹事をしてくれた散歩堂さんと久しぶりに「ちんとんしゃん」へ。常連客で大学で哲学を教えているというIさんが、おそらくぼくより10以上若いが拓郎のファンということで、拓郎熱をぶつけ合う。「竜飛崎」が好き、という。シブいなあ。

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忘年会は西部の古書展で古本を買ってくるのが条件で、早々と買ったぼくは「小杉湯」へ。混んでいること、若い客が多いことにびっくり。復活劇をはらんだ銭湯の聖地。

午前中に珍しくスマホに着信。非通知には出ないことにしているが、反射的に反応。以前、「ビブリオ」の中川フォークで名刺交換した業界誌の編集者からで、おそるおそる「ダメ元で」と、急きょ穴が開いた原稿の代打で7000字を1週間で、という。ぼくは、けっこうそういうのが好きで、窮地に名前を思い出してくれたことに応えたい。快諾する。これで月半ばまで、あれこれ締め切り集中。あたふたと師は走る12月。

年末進行のレギュラー「高校教育」「古通」を早々と書いて送ってしまう。レギュラーの原稿は書きやすいからだ。「オカタケな日々」二回分イラストも仕上げる。

渡辺徹が急逝。61。同じ病(糖尿)を抱える身として、他人事に思えない。某映画人が不祥事で服役し、退所したお祝いの会で渡辺徹が司会をし、誰もそのことに触れずにいるのを、さらりと明るく笑い話のように触れて座がなごみ、会場にいた老映画人が思わず「大したものですなあ」と感心したというエピソードをどこかで読んだ。さもありなん。