獣をクールダウン。YOーEN&ARIのライブ(びぶりお)

本日、今年最後の「オカタケな日々」(春陽堂ウェブ連載)「95」と「96」を送付(写真とイラストは送付済)。あとは書評一本。これで締め切りラッシュは終わり、飛び地で一本残すのみとなった。

昨日、一週間という緊急依頼で400字18枚の昭和歌謡史を、締め切りに間に合わせ送付。しかし、締め切りラッシュの合間をくぐっての激務できつかった。その間、あちこちとメールのやりとりもあり、終わったら、ほっとするというより狂暴な気持ちにかられる。一匹の獣のようになる。危なかった。こういう時こそ、ヒールダウンだぞと言い聞かせる。

新聞回収のおじいさんと玄関口でばったり。獣を殺し、意識して大きな声で「いつもありがとうございます」と礼を言って頭を下げると、にやにや笑って変な顔をしていた。ちょっと対応が変だったかもしれない。そういうことあるな。

昨夜は国立「ビブリオ」で、YOーEN&ARIのライブ。限定20席は満席。知り合いの顔もいくつか。このライブはよかった。初顔合わせのセットだったが、アリさんのブルースハープとギター、そして鉄錆びた声の歌、ヨーエンさんの情念の歌声、そして2人のセットとぜいたくだった。微妙に空気が違う掛け合いも楽しく、やっぱり音楽はいいなあ、と満足。ライブが終わったあと、隣りにいた男性と声を交わすと、もと「現代詩手帖」編集長だった桑原茂夫さん。おーっと、こりゃまたと改めて挨拶。「岡崎さんというと、あの本を書いている岡崎さん?」と言われ名刺交換。あとで検索したら、同じ春陽堂ウェブの書き手でもあった。

家に帰って、少しギターを弾く。ヨーエンさんがカバーした渡辺勝「あなたの船」は名曲で、それを自分でも歌う。アリさんから渡辺勝さんの近況が伝えられたが、なんでも歯がみんななくなって、食べられるのはゆで卵、あとはウィスキー、というわけで栄養失調でよく倒れるのだとか。ゆで卵が食べたくなる。

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