「大人の休日倶楽部パス」で美術館へ

今年の阪神タイガース、余裕の大船に乗った気でいたら、氷山にぶつかってタイタニック……。いやいや、あぶないです。今日勝ってひと息つく。

じつは、書かなかったが、「大人の休日倶楽部パス」を行使して、6月30、7月1、3と、あちこち新幹線や特急をのりまくり出かけていた。7月2日はお休み。4日連続だが、基本日帰り旅なので、1日休むといい感じ。それでも6万円分ぐらいは乗ったか。1万5700円で。

1日目は海が見たくて直江津へ。特急「しらゆき」で長岡。「新潟県立近代美術館」コレクション展を見て、「雑本堂」さんを訪ね、おしゃべりして帰ってくる。

2日目は信州上田へ。駅ちかくの「サントミューゼ」という美術館施設のコレクション展を見て、念願の「無言館」を訪ねる。感激でした。別所温泉日帰り温泉施設(500円)で温泉に浸る。

3日目は、つまり今日だが、盛岡へ。「盛高書店」という古本屋ができたことを「古通」の記事で知り訪ねてきた。帰り、仙台で降りて、宮城県立美術館で「香月泰男展」をみて、「火星の庭」でお茶して帰ろうと思ったが、元気なく盛岡で2時間だけいて、さっさと帰ってくる。こんなことができるのも「大人の休日」だからこそ。

古本屋まわりのことは「古通」に。そのほかは「オカタケな日々」にと腑分けしてくわしく書きます。阪神の佐藤と一緒で、一日休みを取ると吹き返す。それでも疲れました。車中で堀田善衛方丈記私記』を何十年ぶりかで読み返す。

今回のテーマは美術館めぐりで、しかも企画展ではなく、常設あるいはコレクション展を見たというのが、けっこうよかった。「無言館」以外は、いずれも貸し切りの、客はぼく一人。じっくり絵と向き合う時間がよかった。次回「大人の休日」も美術館がらみで計画したい。