門井慶喜『定価のない本』創元推理、に対談が採録。

昨日は七七舎、少し補充。均一で2冊。石原慎太郎の本を探している客がいた。十一月に昭和記念公園で、古道具、古本の市が開かれるそうで、七七舎も参加のこと。けっこう売り上げがあるらしい。ただし、通常と入園料が異なり1500円ぐらいするという。

教育誌の名言コラムと「古通」連載は経堂「ゆうらん古書店」を書いて送付。オカタケ散歩の田園調布の下見へ行かねばと思っている。「古通」の折付桂子さんが、3年前に出した『東北の古本屋』の増補新版を文学通信から出した。知らない店、行ったことがない店がいっぱいある。「大人の休日」で行きたいところ。

創元推理文庫から門井慶喜さん『定価のない本』が出た。巻末の解説は、私と門井さんの対談の採録。二〇一九年十月二十六日に神保町で客を前にしたトークショーだが、思いがけないことに、こうして「解説」代わりに文字起こしされて収録となった。たった3年前のことなのに、記憶の彼方で、へえ、こんなこと喋っていたのか、と。

あたまにはいろんなことがいっぱい。ゆっくり泥の海へ沈んでいく感じだ。