オカタケな日々80が更新されました。

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オカタケな日々80が更新された。毎月2回分、同じ締め切り日に原稿を送り、ちゃんと紙のゲラ(校正あり)が郵送され、手を入れて返送する。それがこうしてアップされるのが1カ月後。一緒に送った2回分の後の方はさらに半月後の公開となる。

つまり、公開されたのを自分で読んで、そうか、こんなことを書いたかと思うのである。自分でもちょっと新鮮。写真を撮って、イラストを描いて、だからよくやっているよと自分でも感心する。誰も感心してくれないから、せめて自分で感心する。

「ラスカル」は、スペイン風邪の流行があって(学校は休校、みなマスク)、スターリングの父親が経営する農場2つが台風被害に遭って……と佳境に入る。スターリングは酪農をする叔父一家の家に預けられる。夜は早く寝て、朝4時から300頭の牛の乳しぼり。それを叔父と三人の息子がする。朝まだ酪舎は暗く、前夜、母親が男たちが床に入った後、ランプのほや磨きをする。朝は食事の支度をするから、「いちばん遅く寝て、いちばん早く起きるんですね。大変だなあ」とスターリング。男たちは働いているんだからこれが当たり前、みたいなことを言うが、今ならジェンダー論者がクレームがつくかもしれない(新聞記事や4コマ漫画にすぐクレームが来る、と最近聞いた)。母親を失ったスターリングは、一家総出で働く叔父や叔母、従弟たちから多くを学ぶのだ。そしてまもなく、親友ラスカルとの別れがやってくる。こんないい番組。小学校で毎週、生徒たちに見せてほしい。