樋口真嗣愛用「野帳」をぼくも買っていた。

重い梅雨、阪神の打線も湿りがち。でもまだ「セ」の一位だし貯金もある。しかし阪神ファンは長年痛めつけられているので、どんな優位にあっても不安は消えない。阪神ファン用不安解消胃薬を売り出せばバカ売れ間違いない。

古通」連載、再開なった「雲波」と「なごやか文庫」古本市を書いて送付。「おとなの休日」を買ったので、次回から数回は地方の古本屋を紹介できそう。特急に乗り、古本屋を覗き、町を少し歩いて、喫茶店に入って帰ってくる旅だ。今回は一つ、神社をからめてみるか。高額でおいしいものを食べて、という欲求はゼロ(どうせウンコになる)で、その分を古本に回したい。貧乏大学生だったころの嗜好と習慣が続いている。こないだ、東京を善行堂と歩いたとき、善行堂もそうだったのでうれしかった。それともぼくに合わせたか。 

「X年後」に特撮映画監督の樋口真嗣登場。特撮マニアのカズと話が合っていた。いつも3人とか4人がゲストで招かれるが、この日は一人。いや、一人で十分だし、ほかの人が混ざって、中断されたくないという白熱の対話だった。ところで、ぼく、樋口さんって知らなかった。ええええええっ!とその業界の人に驚かされそうだが事実だ。1965年生まれだからぼくより8つ下。微妙に特撮受容にずれがある。ただ、愛用の「野帳」というノートをだしたとき、あ、あの人かと思ったのは、朝日Be版で語っていた記事を思い出したからだ。あわてて積み重ねた朝日を掘り出し、記事を見つける。そこでぼくも、渋谷の國學院博物館のミュージアムショップで、同じものを買って今愛用していることに気づく。1年に1回も利用しないアマゾンを慣れない手つきでアクセスし、5冊セットを購入。はたして無事届くか。

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