暑さに弱い66歳だった

今週あれこれ動いて夏バテだ。こんな苦しい夏は初めてかもしれない。

19日は某誌の古本特集をまかされることになり企画出しをし、その第一弾として古ツアさんと対談。編集長参加で第二「力」で打ち上げ、調子こいてカラオケまでしてしまう。編集長(同年代)が、拓郎「春だったね」を歌い、おおおと声をあげる。ぼくが拓郎ファンとは言っていない。酔って沈没寸前の古ツアさんはなぜか「夏色のナンシー」「異邦人」を歌わされる。もうしわけないことをした。8月(お盆を避け)にぼくが善行堂インタビューをすると決まった。構成ライターは古ツアさん。またもやコンビで京都入りする。

20日は神保町で2件。ユーチューブの視聴者数上がらず、どうすべいと今後の方針について、主催のダブルTと話し合い。毎月でなくても、ぼくがいい相手を見つけたときに、と言ってくれて気持ちが楽になる。9月につん堂くんが始める鎌倉カフェで、地元の元編集者と公開トークをする。これを収録予定。楽しみだ。

本の雑誌」に立ち寄り、Mくんを呼び出し、「ランチョン」で生ビールのみながら、連載と、いっちょまた本を作りましょうと言われ、元気を出す。いいときに、Mくんが「本の雑誌」に入ってくれた。

久しぶりに「和洋会」へも顔を出す。ハンカチを忘れ、汗を拭くのに困ったなあ、と思っていたら、某店がさまざまな未使用の寸志手ぬぐいを100円で出していて、これを一つ買う。さっそく熨斗紙を開くと、小型のが二枚入ってた。ちょうどいいサイズ。汗を拭く。

神保町へ行くまで、少し重かった心が人に会って、いろいろ話して閊えがとれた気分であった。冷房の効いた中央線車中はずっと座って藤沢周平をひたすら読む。

今日21日は高円寺「中央線」展。初動の混雑を避けての出勤。出勤ってことはないか。おとなしめに8冊ぐらい。詩集が一冊欲しいと思い、未知の詩人、新保啓『朝の行方』がパラパラ読んでなかなかよいと思って買う。ぼくとおんなじくらいの年の人かと思ったら、プロフィールを見ると1930年生まれ、とある。ご存命なら現在93歳か。

帰り盛林堂へ寄る。北原尚彦さんがいて、渋谷東急にあった古本屋の話を聞く。あったのはせいぜい10年ぐらいか、組合に入ってない店なので記録がないとのこと。こういう、いまはなき「思い出の古本屋話」を集めるのも面白いなあと思う。西荻駅から盛林堂の往復で、すでに頭がくらくらする。

なでしこは爽快な快勝。阪神はヤクルトにけったくそ悪い負け方や。