週に一、二度訪れる国分寺「七七舎」へ、二、三週間ぶりに。炎天下を自転車で二十~三十分漕ぐ気になれなかった。今日は雲が多く、気温も低め。これならなんとか。日陰を走ると肌にあたる空気が涼しい。これならなんとか。北村くんいて、あれこれ話す。横山光輝『五郎の冒険②』虫プロコミックスほか3冊。
ロフトでスクラップブック(コクヨ)、無印でおやつとつまみ数種。ジョルジュサンクでアイスコーヒー、たばこ3本。帰りも日陰を選んで自転車を走らせる。帰宅して水風呂、ガリガリ君梨味。月曜は野球がないので寂しい。
京都で善行堂と喋ったこと、あれこれ思い出す。昨年9月、「サンデー毎日」のレギュラー仕事を失い茫然、失意にあったことをあちこちに書いたら、みんな心配してくれたようだ。夏葉社の島田くんが心配して、すぐ善行堂に電話してきて「おこがましいけど、ぼくに何かやれること(岡崎さんのために)ないでしょうか」と言ってくれたらしい。その話を聞いて胸が熱くなる。月刊「望星」特集と連載は、同誌に連載している島田君の進言によるもの。
夏葉社は社員はいないが、アルバイトで雇っている人(島田君を尊敬し志願)はいるらしい。島田君は、時給を払っている時間に、事務所で一緒に30分、本を読む時間を設けているらしい。本を好きな人になってほしいから、だという。この話にも胸が熱くなる。善行堂と二人で、島田君が聞いたら溶けてなくなってしまうほど夏葉社を大絶賛する。
その前日、善行堂の取材が終わり、善行、ぼく、小山くんの3人で打ち上げをしようと、百万遍まで歩く(目指すお好み焼き屋は休みだった)。途中。善行が「ほら、虹や」と振り返って空を指さす。すると、本当に夕空に薄く虹がかかっている。50年以上の付き合いになるが、善行が空を指さして「虹」を教えた、なんてことはこれが初めて。そのことを指摘し、「にんげん、変わったんちゃうか?」と言う。
京都「善行堂」でのこと、思い出したらまた書きます。11日から、ぼくは避けた下鴨古本まつりがある。下鴨から善行堂へは、出町柳経由、今出川通りまで出れば、東へひんぱんにバスが走っている。4つ目の銀閣寺道バス停で下車したら、善行堂までは数分。これなら熱中症回避できますよ。バス停前スーパー「マルギン」なら自販機より飲み物も安い。