郵送ゲラを福知山から投函

二か月ぶりに散髪。スーパーで必需の氷とほか、もろもろを買う。少しの外出が、体にこたえる。京都行きの疲れか。とにかく自宅で自重。いつも郵送で返すゲラを、封筒に入れたまま持ち歩き、うまくポストに投函できず、とうとう福知山まで持ち越して投函。消印を見て、編集者はびっくりするかも。

お盆前の進行で早まる締め切りに、少しずつ対応し始める。いや、たいした数ではない。藤沢周平を一日一冊ぐらいのペースで読んでいて、「獄医立花登手控え」シリーズも4冊読了。新装版は文字も大きく読みやすい。「三」巻末に、ドラマ化されたとき主演した中井貴一のインタビューあり。中井は20歳でまだ大学生。映画は2本撮ったが、テレビはこれが初めて。再放送を観たくなる。そうか、「おちえ」は宮崎美子さまだったか。

京都入りは、最初せっかくだから11日からの下鴨古本市に合わせて、と思ったが、なにしろお盆で、この酷暑でしょう。命の危険を感じずらした。下鴨は毎年のように、倒れる老人あり。救急車で運ばれる。ある年、やはり熱中症で救急車に乗って病院へ行った老人。処置が済み、回復すると「もういっぺん、救急車で古本市まで運んでくれ」と言ったそう。「いや、別にわしが救急車を呼んだわけやない。勝手に運んだ」と主張。「いやいや、それは無理ですよ」となったそうだ。15年後の自分を見るようだ。