いよいよ「その日」が

いよいよ「その日」が現実的になってきた。最短では今日、決まってしまう。どんな気持ちで迎えればいいか、落ち着かない。前の2005年のことは覚えていない。

ずっとタイトルを間違って書いていたが、正確には『昨日も今日も古本さんぽ』再校ゲラを2度見。さわりだすときりがないな。落ち着いたほうがいい。そのときどきの自分の行動、思いに引きずられ、妙に疲れてしまう作業だ。いろんなことがあった50代終わりから60代前半であったことよ。

「すこーれ」次号を向田邦子『あ・うん』と決めて準備。イラストも描く。月半ばは締め切りが集中。集中してすごそう。白水社「愛書狂」は芥川賞受賞の市川沙央について。最後の一行はぼくが謝っている。なぜかはお読みください。

丸谷才一『新々百人一首新潮文庫の「上」をようやく読み終える。知識量豊富で密度が濃いため、枕頭でのちびちびした読書となる。「古代人は鳥のことを一般に、人間の霊魂のあらはれ、ないし霊魂を運ぶものと考へてゐた」とか、知らないこと多し。

9月は「平成会」のほか、23日にjpic読書アドバイザー講座に登壇。27日は鎌倉で、「放課後の雑談」公開収録がある。月末、少しは涼しくなっているだろうか。