10月刊『人生の腕前』光文社文庫、見本届く!

9月も終わりか。窓を開けて眠ると、夜中、寒さで目覚めるようになった。11月あたまに下北沢でピッポさんとトークをする、そのイラストを描いてくれてと言われ、いつも頼まれなくても描くのですぐ描いて送る。こういうことは早いんだ。

昨夜、阪神は負けたが(泣くなよ、森下)、最新刊『人生の腕前』(光文社文庫)の見本10冊が届く。背の著作ナンバーが「1」になっていたので、前に出したのは品切れかと思ったが、『読書の腕前』『蔵書の苦しみ』『読書で見つけた名言名セリフ』は知恵の森文庫だった。今回も知恵の森文庫だと思っていたのである。うかつだ。一人で夜、乾杯し痛飲す。

井伏鱒二高田渡木山捷平吉田健一田村隆一古今亭志ん生佐野洋子と自分好みの人物を生き方から論じたエッセイ集である。『人生の腕前』は我ながらいいタイトル。解説はなんと、ぼくも大好きなピン芸人タブレット純さん。よく引き受けてくれたなあ。しかもエッセイ風のいい解説。打ち上げでお目にかかれるのが楽しみ。発売日は10月12日だが、その前から書店に並び始めると思います。東京堂書店では、いつものようにサイン本を置かせてもらえる予定。10月終わり28日は延期していたオカタケ散歩で鶴見線乗車。

ちくま文庫で品切れになった古本もの4冊に増補、再編集した『古本大全』(仮題)もセレクトが終わり入稿が始まる。新たな書き下ろし原稿もあり、涼しくなってくれてよかった。これは来年1月刊行の予定。

目標ができて、立ち働けるのはありがたいことだ。お金も入ってくる。老体に鞭打つ、という感じになってきたが。

テレビ録画で2006年公開の007「カジノロワイヤル」を視聴。原作も読み始める。「ふくらむ読書」のネタにならないかと画策。イアン・フレミングについて、ほとんど初めて少し調べる。