はげしい咳に苦慮する。

昨日、30日。「ふくらむ読書」締め切り、スケジュール帳の記載もれで失念していて、午後、あわててパッチの紐をきつく締め、えいやっと原稿を作り送付。先日行った鶴見線笙野頼子『タイムスリップ・コンビナート』について書く。写真も送付。

今月2本、原稿依頼あり。いずれも単発の短い原稿。それでもありがたい。1本は閉鎖したアドレスに依頼があったのを知らず、念のため確認したら見つけ、その依頼はもう間に合わなかったのだが、アドレス変更を告げたらまた依頼してくれた。じつはもう1本もそうして救出した依頼だった。

3日前から激しい咳止まらず苦慮する。毎年、寒くなるとそうなる。空気の乾燥、夏の間に発生したダニの死骸、ハウスダストのせいと思われる。電車に乗っていても空調が入ると、激しくせき込み(あきらかに異様)、あわてて途中下車することも。今週末、ぴっぽさんとトークするので、医者へ行く。診察は30秒ぐらい。胸に張るパッチと薬を処方してもらう。待合室にいた時スマホに着信。おどろきの話だ。まあ、いっぺん会っていろいろ話そうと電話口で言う。みんな、大変です。

咳で激しく揺さぶられ、もともと悪い頭がどんどん劣化していくようだ。こうしていきなり息が止まり、死ぬこともあるぞと思う。

トマス・H・クックの7冊目、『蜘蛛の巣のなかへ』読了。例によって殺人あるいは失踪。父と息子の相克。暗い過去の扉を開け、闇を進む主人公。山本善行編、上林暁『命の家』中公文庫、ライン引き、メモし、付箋はり、がんがん読む。