夕暮の緑の光

数日、寒のもどりか、びっくりするほど寒い日があった。風が冷たい。

春陽堂書店ウェブ「オカタケな日々」23回目が更新されました。どうリンクを張ればいいかわからない。検索で、なんとか、よろしくお願いします。

岡崎武志編『夕暮の緑の光 野呂邦暢随筆選』(みすず書房)は「大人の本棚」に入っていて、けっこう増刷を重ねたが、このたび「新装復刊」されることになり、新たな装幀で出ることになった。というか、もう書店に並んでいるか。表紙に使われた写真は『野呂邦暢古本屋写真集』より。

森谷明子『涼子点景1964』(双葉社)を、「サンデー」で取り上げたら、その文章を使った帯を作りたいと、同社担当者から連絡あり、承諾。ときどき、こういうことがあるんです。「サンデー」は中と小サイズ二通りで、中は400字程度。非常に短いが、力を入れて書き、帯に使われたり、これがもとで文庫化の際、解説を依頼されたりもした。書評はほとんど反響のないのが常なので、うれしいことなのである。今回は帯使用で、些少ながらもギャラが払われる。新聞広告などだと払われないこともある。

中央公論」で、永江朗さんと「いまリバイバル本が面白い」というテーマで対談することになり、あれこれ考える日々であった。いくつか、これはというリバイバル本の推薦も挙げてほしいというので、そのことも。悩める62歳である(もうすぐ63)。

蔵書大量処分プロジェクト第三弾に向けて、少しずつ本の整理も続けている。一冊いっさつ見ていると、未練が残り、やっぱり目をつぶってエイやあと処分することになるか。「うーやーたー」は「少年ジェット」……って、そのことは一度書いてますよ。

青春18きっぷの残り3枚が、ぜんぜん消化できないでいる。ぼくは元気です。