今年はバットがよく折れる?

今年はプロ野球阪神戦をテレビでよく観戦している。珍しいことだ。もう20年近く、ほとんど興味を失っていて、翌日の朝刊スポーツ欄で、もちろん勝てばうれしいがそれぐらいのこと。通して一試合を見る、ということはほとんどなくなっていた。

ところが今年はシーズンに入ってから広島戦、そして巨人戦の2試合など、けっこうソファに寝転がって楽しんでいる。もちろんドラフト1位で入団した大物、佐藤輝明への期待だ。内角攻めに苦しみ、低迷しているがまだまだ評価を下すのは早すぎる。

昨夜は巨人に圧勝。BS朝日で見たのだが、解説が岡田彰布。岡田の解説、どうなのかなあ、と疑問視していたが、昨日、おもしろいと思ったのが、今年のプロ野球、バットがよく折れる発言。たしかに。とくに佐藤に目立つのだが、一試合に1本は折っている印象。広島戦では3本折った。

岡田は「バットを折るのは選手にとって屈辱よ。ぼくなんか、1シーズンを1本で通したこともあった」と言う。岡田のバットは当時950グラムとかで今より重い。それがシーズン終えると990グラムぐらいになっていた(細かい数字は記憶であいまい)。「今のバット(800グラム台)は軽すぎる」とも。こういう話はおもしろい。むしろ、投手の力が増して、変化球のきれ、速球のスピードが昔と違う、というのが一番の要因ではないか。

ぼくは阪神ではルーキーの中野拓夢を買っていて、打撃、守備とも精彩がある。笑顔もいい。もっと使ってほしい選手である。