青森へ。「斜陽館」と「寺山」の2大制覇

少しごぶさたしましたが、青森へ一泊で行っておりました。「赤旗」文学館へ行こう、の取材で、23日が津軽鉄道・金木の太宰治「斜陽館」、24日は青い森鉄道・三沢の「寺山修司記念館」へ。こういう仕事をしていて、ぜがひとも訪れたい大物物件2つを制覇できてよかった。余は満足である。青森では東横インに投宿。コンビニでビールほか酒類とつまみを仕入れ、ホテル室内で阪神戦を観戦。翌朝は港を’(この時だけ雨、あとは傘いらずだった)見て、移転なった「らせん堂」、前回(もう5年くらい前なのか)行けなかった「古書 思い出の歴史」をチェック。やっぱり古本屋探訪がないと。

文学館は「赤旗」に、古本屋は次号「古通」に書きます。取材費はちゃんと出るのだが、安く行ければ越したことはないと「大人の休日」パスの2日分を駆使する。事前に立てた乗り換えのタイムスケジュールを、一度もミスすることなく乗りこなす。ぼくのようなぼんくらにとって、これは大したことなのだ。新青森から津軽鉄道へ乗り継ぐ「五所川原」(jr「五所川原」と津軽鉄道津軽五所川原」は隣接)へ行くのに、奥羽本線「川部」で乗り換え、五所川原まで乗り継ぐのが順当だが、「川部」で一時間強待ちとなる。グーグルのストリートビューで見たら、駅前、何にもないの。ここで一時間待ちはきつい。そこで新青森から五所川原まで路線バスに乗る。所要一時間で料金1060円。これが楽しかった。かなり早く五所川原に着いて、町を散策する時間ができた。

「寺山」は原稿に書きますが、三沢駅から10キロ以上離れているのか、土日祝はバス便(本数少なし)があるものの、タクシーしか手がなくタクシー利用で往復8000円かかった(記念館で運転手さんに待機してもらった)。鉄道利用で行くなら土日祝、ですよ。しかし、行けたことは本当によかった。

津軽鉄道(数日前、鉄道番組で清水宏保とわが村井ちゃんが津軽鉄道全駅下車の旅をしていたのでリアル)にも乗れたし、青い森鉄道にも乗った。鉄分補給も満点。24日、三沢を午後3時48分の八戸行きに乗り、はやぶさで大宮、うまくむさしの号に乗り継ぎ(国立を通る便)、バスで帰宅したのが夜8時。驚くほどの速さだ。心残りのない、ほぼ完ぺきな青森旅、となりました。さすがに疲れましたが(頭に藁くずが詰まったよう)。青森は涼しく、灼熱だったらしい東京から離れていられたのも「幸」としよう。阪神も調子いいです。