思うこと多く、手と体が動かない。

パソコンの立ち上げや、グーグルがどんどんパフォーマンスが悪くなり、困っちゃうな。道にしゃがみこんだ鈍重な牛を扱っているようだ。30分ほど何もなかったように放置すると、ようやく温まって動き出す。

9月29日夜は牧野邸でおでん鍋を囲んで酒、酒で5時間。A社の編集者Kさんが土産にもってきた、煎餅やの自分で焼いて煎餅をつくる元を、七輪の網で焼く。醤油をぬって、ほんとだ、ちゃんと煎餅になっている。いろいろ面白い話が出たが、メモしておけばよかった。山崎豊子の挿絵を担当していた牧野さんが、新潮社別館に志願して「缶詰」になった話とか。ぼくも目黒さん、森さんとの鼎談をしたとき、この別館を使った経験がある。泊まってはいない。

30日は午後、西部へ(というと西部劇みたい)。書心会。5,6冊買う。ひさしぶりに荻窪「古書ワルツ」へも。店内の奥、レイアウト変更で大型本の棚が手前にせりだして、少し狭くなった。数冊買う。ソニー・ロリンズのCDも。

思うこと多く、手と体が動かない。動かせ、動かせと自分に命じる。これをコロナのせいにしてはならぬ。川本三郎さんから新刊、同郷のライター今村守之からあがた森魚『愛は愛とて何になる』(小学館)が届く。この2冊はちゃんと読みます。あがたさんは取材と佐藤泰志イベントの2回お目にかかっている。鈴木翁二ジャケットの『日本少年(ヂパング・ボーイ)』は名盤ですよ。