土浦「古書倶楽部」へ。

前夜、「本の雑誌」前田くんと国立で落合い、「増田書店」店長の篠田くんに挨拶。1月に出る本2冊よろしく、と伝える。「ロージナ」の二階奥の席で、広いテーブルを使ってゲラの疑問点すり合わせる。校正の手が入ったところ、すべて訂正変更したうえで、なるべく白いゲラをもらうことにする。文章に集中したいため。

大阪人同士の打ち上げとなれば「王将」だ。前田くんのこと、いろいろ根掘り葉掘り聞く。「スムース」の「大阪モダニズム」特集号に強い刺激を受けたと聞くとうれしい。若い人(息子ぐらいの年)に何らかの影響を与えたわけだ。この人生、無駄ではなかった。

今日は早起き。「青春18」二回目を使って土浦「古書倶楽部」の古本市に。晴天だ。しばらく遠くにスカイツリーが見えている。土浦の駅頭、吹き曝しでとても寒い。客の少ない「古書倶楽部」で2時間。古本浴にひたる。何冊か買う。すぐに上りに乗り東京へ戻る。日暮里下車。前から気になっていた、立ち食いソバの聖域の一つ「一由そば」へ。ひっそりとした路地に、そこだけ客が押し寄せて、ハウハウとそばをすすっている。ワンオペの立ち食いも多いなか、ここは厨房に4人。天ぷらが20種はあるか。もっとか。そばは三段階の盛りで、組み合わせが複雑。事前に調べて、何を食べるか決めていったほうがいい。ぼくは普通盛りのかきあげそば。410円。安い、うまい。

途中下車ができるのは「青春18」の特権で、神田古書会館の即売会へも立ち寄る。早く始動したから、午後の時間に余裕あり。何冊か買って、一階入り口の椅子に座っていると、月の輪さん、徳尾さんと次々知り合いと出会い、そのつど言葉を交わす。どちらも充実した会話。満足して家路につく。家に帰ったら、給湯システムの取り換え工事が終わっていて、2か月ぶりに家風呂に入る。銭湯回数券がまだ余っているので、銭湯めぐりはスローダウンして、まだ続く。

恵投してもらった本、届いた手紙の礼状、葉書3通を書く。