たそがれの銀座は美しい

昨日27日は晴天。ナンダロウくんがページを持つ「新潟日報」別版の「おとなプラス」で洲之内徹を特集する、というので、ナンダロウくん、カメラマンの白石ちえこさんと一緒に新大橋から日本橋浜町日本橋教会」、甘酒横丁から銀座へ。ときどき写真を撮られポーズをとる。

銀座では現代画廊の入っていたビル「銀緑館」あたりを歩く。すると、位置は変わっているが、「銀緑館」という新しいビルを発見。同じオーナーならん。感動する。

「ライオン」で打ち上げ。この昭和モダンビヤホールで大ジョッキを飲む気分は格別。三人でフリー稼業の来し方行く末をいろいろ話す。ナンダロウくん、活躍しております。白石さんは海外でオリジナルプリントの大量買いがあった由。なんと「四月と十月」の同人で、各所で、ぼくと会ったことがあるという。なんと、なんと。白石さんに持参した洲之内徹『絵のなかの散歩』単行本をあげる。

たそがれの、まだ陽の残る銀座は、銀色に輝いて美しい。「和光」をつい「服部時計店」と言ってしまう。おまえは怪人二十面相か。

同じ中央線族の白石さんと東京駅から二人並んで座って帰る。いろいろ話し、白石さんのことがいっぺんに詳しくなる。ピュアな感じが心地よい。帰宅して、一日るすして溜まったメールにあれこれ返信。4月発売の岡崎武志編『上京小説』(中公文庫)のカバーデザイン5種が送られてくる。どれもいいなあ。編集者にまかせる。ナンダロウくんも同じ中公文庫の『中央線』シリーズで随筆編を準備中。「sumus」メンバーが続々と中公文庫で名を残すのがうれしい。

https://www.aoyamabussan.co.jp/blog/post-259/