美しい村の理髪店

連日の雨に閉じ込められ、心置きなく野球観戦をテレビで。阪神強し。べつにここまで強くなくってもいいだけど、と思いつつ。一日かけて、じっくり『方丈記』を岩波文庫で読む。下段に注がある版面で、40ページくらいだけど。注がなければお手上げだった。火事、地震、源平の動乱と乱世を冷静な目で記録したドキュメントだ。

BSで再放送「世界 美しい村の理髪店」をぼんやり見る。イギリス、中国、バングラディシュの町の普通の理髪店を撮影。中国の男性2人できりもりする店のたたずまいに引かれる。昔は一日50名ぐらいの客があったが今はその10分の1ぐらい。鏡も床も、椅子も道具もかなり古びている。バリカンとハサミでただ髪を切るだけ。ドライヤーもない。洗髪もない。客も昔ながらの老人だけ。時間が止まってしまっている。

ただ、旅先で、こういう店を見つけて、髪を切ってもらうのはいいな、と思う。

今週後半、晴れたらどこかへ出かけよう。「キンシオ」(再放送)で登場した「百草園」へ行くのもいい。ずいぶん前、多摩丘陵を越えて出かけたが、団地の中で迷子になってしまった。