じたばたした成果が秋に!

ちょい寒の雨の日。月刊「すこーれ」連載「主人公からひもとく名作文学」第4回は、漱石草枕』の名前がない主人公「余」について書く。向こう12回分ぐらいは候補が作ってある。

赤旗」文学館は隔月連載で、砂町「石田波郷記念館」を取り上げ送付。石田波郷の研究書、『ここが私の東京』で波郷を書いたあと、処分してしまった。こうなるとは思っていなかったのだ。文学館取材も、東京および近郊ではだんだん手詰まりに。いつでも出動オーケーと抑えで取っておいた「田端文士記念館」に、そろそろ手を伸ばすか。

昨年、サン毎降板のクライシスで、じたばた動いた成果として、今年すでに編著もふくめ3冊を出したが、秋に、その成果の一つとして2017年に芸術新聞社から出してもらった『人生散歩術』を加筆して、タイトルも改め、光文社知恵の森文庫から出ることが決まった。7月中は、文庫化の作業にまい進する。

コーヒーは植草さんと同じ、MJBを飲んでいるが、ここに茶さじ一杯、インスタントコーヒーを加える。火野正平と一緒で、濃いのが好きなの。

BSよしもとで月一回か、河本準一とエハラマサユキのユニットMJの街歩きプラス昭和歌謡番組「唄う!昭和レトロ旅」8が高円寺。芸達者な2人がだらだらと街歩きをして、店へずかずか入っていき店主と喋る。路上でギターを鳴らし歌う。見たのはまだ2回。酒を飲みながら見るのにちょうどいい。「阿佐ヶ谷」は大人、「高円寺」は若者とまったくテイストが違う、という指摘があった。そうかもしれない。ぼくも魚雷くんと「放課後の雑談」で高円寺を歩いたが、いやいや町ロケの大変さが分かりました。