魔の片道1本のみバス路線「小手03」

昨日、所沢の丘陵地で出会った杖をついた仙人みたいな老人は(自転車で日本一周もした宮崎ファン)、このまま西へ行けば「さいたま緑の森博物館」があって、親切なガイドがいろいろ教えてくれると言っていた。帰宅してから検討すると、同館の案内所まで山之神神社から1キロない。バスなら小手指駅から乗った「小手09」で、私が下りた「台」よりもっと先の「萩原」停留所が近いということだが、山之神神社から歩くのと大差ない。地図をみると、博物館のある公園を散策し、西へ抜けて別の入間「水天宮入口」バス停から箱根ヶ崎駅へ行くルートありと。しかし、驚いたことに、「箱根ヶ崎」から「小手指」ゴールの西武バス「小手03」は、土曜の朝9時台に片道1本しかない。「ローカル路線バスの旅」で、しばしば同様の時刻表を見て「怖ろしい!」と嘆く太川陽介を見るが、このルートも使ってもらいたかった。

散歩の達人」2019年4月号が「バスさんぽ」特集号で、この「03」が「激レア」としてレポートされているが、この時は日、祝の片道1本だったと知る。ほとんど採算が合わない路線だが、こういう魔の1本だけ路線はけっこうあり、乗りバスファンのターゲットにもなっている。一度、散歩堂さんを誘って乗ってみるか。

本の雑誌」憧れの住む町、最終回のゲラを返送。とうとう3年越しの連載が終わってしまった。ロバート・B・パーカー『ハガーマガーを守れ』を再々読。いっきょに読み終えた。競走馬が出てくる話で訳が菊池光だからディック・フランシスを読んでいる気が途中した。そういえば昨日、糀谷の集落で牛舎を見つけた。牛が4頭いた。生きている牛を目のまえで見たのは初めて、というぐらい新鮮であった。スケッチする。