立川「梅の湯」へ。

11にち、吉祥寺。武蔵野市立吉祥寺美術館で期限の迫った「片山健の油彩画展」を見る。土井「トムズボックス」章文さんのプロデュース。音羽館の広瀬くんから招待券をもらったままになっていたので、あわてて駆けつける。夏の緑が匂ってきそうな濃密な空間が描かれる。寝転んでいる人の絵が多いのはなぜか。太陽が作る影の世界も独特なタッチ。おもしろかった。あとでチラシを読むと、そうか65歳以上は無料(通常は入館料300円)だったのか。「古通」用に「一日」に初見参。バサラ、古書セン、よみた屋を覗いて帰る。ちくま文庫ゲラ返し。週明けにかけて、原稿締め切り多種あり。よって、珍しく勤しんでおります。

12日、風呂難民が続いていて、近隣(といっても5キロ圏内)の銭湯を順に巡っている。立川「梅の湯」が意外に近いことに気づく。自転車で20分くらいか。3時開店を目指す。すでにたくさん客が来ていて、人気の銭湯とわかる。1,2階に浴場が分かれていて、男性、女性別になっている。一階、二階ともに漫画が大量に置かれているのが特徴。休憩室も広い。しかし、あんまりこちらに響く作品はなさそうだ。40代、50代の人が読んでいたような作品か。たいていサウナは別料金でここもそう。300円とかで、そう考えると、サウナ込みの「テルメ小川」880円は高くない。ただ、毎日は行けない。

銭湯料金は1970年代ぐらいまでは、だいたいコーヒーの三分の一ぐらいの料金設定で、客が減ってどんどん値上がりしたのだ。いまの物価なら200円ぐらいで入れたことになる。銭湯料金がコーヒー代に追いついた。

今朝、町内会の清掃に出る。いつもは妻まかせのB級夫だが、この日は代打。10名ぐらいの参加で、道の落ち葉をかきあつめ袋に入れる。ものの20分ほどで汗をかき、腰が痛くなる。ポンコツの極みなり。気づいたら財布に札がなく、スーパーでの買い物を「paypay」で払う。何か、いけないことをしているような気になる昭和の男であった。