谷口ジローを語る「放課後の雑談」

昨日、ユーチューブ「放課後の雑談」第四弾の収録で神保町へ。谷口ジロー著作権管理事務所の米澤さんと、少し前に落合って打ち合わせを……という予定だったが、国立駅で電車がストップ。人身事故発生で再開の見通し立たずとアナウンス。あわてて駐輪所へ戻り、自転車引き出し、そうだなあ5キロはあるか、西武線「鷹の台」へ自転車走らせ、「小川」で西武新宿線高田馬場東西線と一度はずれたボタンを留め直す。

神保町で米澤さんと合流した時は、もう一滴の余力も残っていない。それでもなんとか、谷口ジロー(その出会いから事務所立ち上げまで、貴重な素顔)の話を聞きだす。

米澤さんのマガジンハウス編集者時代のなつかし話。「ポパイ」にいたそうだ。ぼくは「自由時間」時代、ライターでともに仕事(アナーキーな編集者がたくさんいた)、リタイアして藤沢市で始めた「余白や」という古本屋(現在休業)で偶然再会した話も。7月後半どこかで公開開始となります。谷口ジローファンは必見。岡崎武志の雑誌ライター時代の話も聞けます。

米澤さんと新宿周辺で打ち上げし、代々木から新宿、西武新宿線(かろうじて空いた席を確保)で帰還。いやあ、もう疲れ果てました。11時前に寝て起きたら朝6時だ。こんなこと、めったにない。

心にコツンコツンとぶつかる小さなよしなしごとを、酒の力ではなく、切り抜けていく日々である。よき人々に取り囲まれていることを忘れてはならない。目の前の壁にいつも貼ってある「なんでもいいから、陽気にしていようじゃないか」(ヘンリー・ミラー)の言葉を見つめつつ、7月を走る。

今年いっぱいで長らく続いた「赤旗」の連載「文学館へ行こう!」が終わることになり、最後に関西出張を願い出たら通った。9月あたまあたり、関西へ行けそうだ。和歌山「有吉佐和子記念館」と大阪「田辺聖子文学館」をいちおう視野に。大阪の古本屋もどこかチェックしたい。今月は「さいたま市文学館」へ。予定していた「田端文士村記念館」は長期休館中であった。